法政大学体育会射撃部＿競技紹介

競技紹介

ライフル射撃について
About Rifle shooting

ライフル射撃とは？

ライフル射撃は、10メートルから50メートル先に設置された的の中心を狙い撃つ競技です。的の中心に近いほど点数が高く、最終的な合計得点の高い選手が勝ちとなります。複数の種目があり、競技時間や弾数、使用する銃の種類、撃つ姿勢などが異なります。日本では銃刀法による規制があるためマイナーな競技ですが、世界的には非常にメジャーな競技で、オリンピックでは第一回アテネ大会の種目から採用され、現在に至っています。

大学からでも始められるの？

大学から始める人も大勢います。練習を積めば学生トップレベルを十分に狙える競技です。過去の先輩方の中でも、大学から競技をスタートし、W杯に出場した方やインカレ2連覇した方もいらっしゃいます。筋力もそれほど必要な競技ではありませんので、女性でも気軽に取り組めるスポーツです。

所持許可が下りるまで、何で練習するの？

日本では銃刀法の規制があり、銃の所持には都道府県の公安委員会による所持許可を受けなければなりません。大学から競技を始める方はまず、初心者講習会を受講しテストに合格する必要があります。その後、所持許可申請を行います。近年は許可が下りるまで時間を要しており、所持許可が下りるまでは、銃を扱うことが出来ない為、我が部ではAPSと呼ばれるBB弾を撃つ器材を導入し、新入部員が練習出来る環境を整えています。

部活動で行える競技・種目

エアライフル(空気銃：AR)

直径4.5mmの弾を圧縮空気の力で飛ばし、10m先にある標的を狙う屋内競技です。比較的手軽にできるため、最も競技人口が多く、大学から競技を始める場合にはまず、このエアライフルから始めます。ARライフルの種目は立射のみです。

スモールボアライフル(実弾22口径:SB)

直径5.6mmの弾（22口径ロングライフル弾）を火薬の力で飛ばし、屋外にある50m先の標的を狙う競技です。ARを所持し試合で一定水準の点数を満たすとSBを所持することが出来るようになります。SB種目は立射、伏射、膝射を行う3姿勢と伏射の2種目があります。

射撃姿勢の紹介

【膝射】

片足の膝を立て、膝の上に腕を置いて構える射撃姿勢です。伏射の次に安定した姿勢です。スリングの使用と、足首を安定させる「ロール」と呼ばれる器具の使用が認められています。

【立射】

立った状態で銃を構える射撃姿勢です。安定していないこともあり、三姿勢のうちもっとも難しい姿勢です。

【伏射】

伏せて銃を構える射撃姿勢で、最も安定した姿勢です。「スリング」と呼ばれる革製あるいは合繊製のベルトのような姿勢保持器具の使用が認められています。点差がつき難いこともあり、高度な集中力を求められます。